凪(なぎ)を求めて

居宅で介護サービスを受けている要介護者の家族によるブログ

将来、介護など受けたくない!

介護サービスを受ける要介護者の家族として、つくづく思うのは、「将来、介護など受けたくない!」ということである。 介護を受けるというのは、その性質上、本人および家族のプライベートに、見ず知らずの他人がものすごく深く関わる、ということに他ならな…

他人に対して偉ぶりたがる人物抜きの介護に恵まれたい

介護職の人物像というのは ・他人に対して偉ぶりたがる高圧的な人 ・ごく普通の常識的な人 の二通りに極端に分かれる傾向があって、往々にして前者がトラブルの種となる。いつもイライラしていてネット上で顧客に対する文句ばかり書いているような介護職は前…

追い詰めないで

利用者とその家族を追い詰め苦しめる介護職に何の価値があるのか。 こちらの望まないことを押しつけるのはやめてほしい。 介護サービスの押し売りはやめてほしい。 事業所同士で当事者抜きに勝手に話を進めるのはやめてほしい。 自分の思い通りにならないか…

介護という名のシャドウ・ワーク

現在「高齢者虐待防止法」という法律があり、介護放棄は「虐待」と定められている。介護放棄とみなされれば、地域包括支援センターによる立ち入り調査などが行われることもあるという。言い方には語弊があるかもしれないが、介護というものは事実上、介護者…

介護とジェンダー

「介護は女の職場」とばかりに、介護業界には圧倒的に女性の就労者が多い。福祉用具担当など、男性のほうが多い職種もあるが、やはり全体的に見れば女性が圧倒している。 世の中の多くは男社会であるから、そういう業界があってもいいのかもしれない。ただ、…

介護職よ、はき違えたプロ意識は捨てるべし

介護職のなかでも、特にやっかいなのが、要介護者本人の言うことにも家族の言うことにも、しまいには自分の事業所の人間の言うことにも耳を貸さない輩だ。 プロのやることが信用できないのか、素人は口を出すな、とばかりに家族を邪魔者扱いし、すべてにおい…

コントロールしづらい「困難ヘルパー」

無駄に気が強い 人の言うことを聞かない 自分流のやり方にこだわりが強すぎて柔軟性がない ベテランであることを極度にアピールしたがる 典型的にはこんな特徴の人物が、扱いに困るケースが多い。若手にもオバヘルにも居るけど、まだ若手のほうがクレームを…

介護保険制度の本質は「『措置』の民営化」だ

行政による措置制度だった頃の介護サービスは、厚生労働省の文書によれば「行政窓口に申請し、市町村がサービスを決定」するもので、自治体によって措置として行われていたようだ。いっぽう、現在の介護保険制度は「措置から契約へ」といわれ、同文書によれ…

やればやるほど報われない

要介護者本人のために、この家のために、自分たち自身のために、私が尽力しようとすればするほど、事業者側との摩擦が起こる。医療側と介護側の足並みの不揃いが起こる。すべてが裏目に出る。関われば関わるほど不幸になる。こんな介護制度に誰がした。

ケアマネ不要論に反対しているのはケアマネばかり

ネットでケアマネ不要論について検索してみると、そうした議論の概要や経緯よりも前に、介護関係者(とりわけ介護職出身のケアマネたち)が、蜂の巣をつつかれたような大騒ぎをしているのがわかる。まあそりゃそうだろう。せっかく只のヘルパーから、なんだか…

介護における「利用者のため」という言葉の偽善性

私はこれまで、介護業者による理不尽をいくつか目の当たりにしてきた。そのいずれにおいても、何かにつけて「それが利用者のためなのだから」という言い訳が、時には暗に、時にはハッキリと、水戸黄門の印籠のように使われてきたのだが、それは何のことはな…

なぜケアマネは、自分の思い通りにならないと気が済まないのか

基本的にケアマネージャーというのは、全て自分の思い通りに事が運ばないと気が済まない、と思っていて間違いないように思う。 しかし本来これはおかしな話で、いったい誰のための介護なのだろうか。ケアマネや事業所が満足するための介護では困るのだ。 現…

訪問介護サービスを受け入れるという苦悩

世の中、好きこのんで介護を受けたい人など、誰もいないだろう。誰もが自分自身で食事やトイレや入浴をやりたいと願うはずだ。 しかし不幸にして、いわゆる要介護状態になってしまった時、世の中の多くの家庭では、介護サービスを受け入れざるを得なくなる。…

介護保険のカラクリ (別冊宝島 2348)

書店で「介護保険のカラクリ (別冊宝島 2348)」というムック本を見かけた。 介護保険のカラクリ (別冊宝島 2348) 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2015/06/11 メディア: 大型本 この商品を含むブログを見る ざっと立ち読みした感じ、介護とその現状について…

なぜ玄関ドアを無断で開けようとする介護関係者が多いのか

普通、他人の家を訪れる来客者というものは、まず玄関のインターフォンを鳴らして、その場で待機する。それを受けて、家の者がインターフォンを通じて来訪者が誰なのか確認し、家の者がドアを開けて応対する。これがごくごく一般的な、普通の流れだと思うの…

地域包括と介護事業所との癒着

【介護「囲い込み」是正へ】接待、金品…業者が地域包括支援センターに攻勢 要介護の高齢者紹介目当て : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース) 一部のセンターでは囲い込みだけでなく、職員が外部の介護事業者から飲食の接待や金品の贈り物を受け、見返…

介護のことを他人に話しづらい風潮

介護のことを他人に話しづらい風潮が、世の中には強くある気がする。その根本には「厄介ごとを自分の周りからなるべく遠ざけたい」という意識がある気がする。もっとはっきり言えば、そこには「介護を抱えている家庭とは関わりたくない」という差別的意識が…

団結する介護事業者・孤立する介護利用者

介護事業者というのは、複数の事業者にまたがったケアプランを実行することが多いからなのか、包括が取りまとめているからなのか、同じ地域の業者どうしの横のつながりが、医療機関などに比べて非常に強いように思う。 それには良い面もあるのだろうが、われ…

クレーム対応の仕方でその介護事業所の誠実さがわかる

信頼のできる事業所は、クレームに発展する前に、不満の芽を摘もうと率先して動く。何かあれば、こちらが文句を言う前に先に謝ってくる。どう処理するかも提示してくる。トラブル時の対応について契約書や重要事項説明書に細かく明示してある。 信頼できない…

「嫌ならケアマネを変えろ」という言い回しが免罪符になっていないか?

利用者側からみて「困ったちゃん」なケアマネについて、ネット上で相談が書き込まれると、たいていの場合「嫌ならケアマネを変えればいい」というレスがつく。もちろん善意でそのように教えてくれる人も多いのだろうが、特に同業者からのレスの場合、一種の…

私はあのケアマネを絶対に許さない。

挨拶もろくにできず、人の顔を見て話すこともできず、何もかも事後承諾で事を進め、契約書の読み上げもろくに行わず、不要なサービスまで押し売りし、自分の思い通りに契約が進まないと虚偽の説明をして脅し、説明を求めたり質問をしたりしてもろくに答える…

心ある人々

このブログで私はいつも、傲慢なケアマネに対する怒りを綴っているので、今回は逆に、よくやって下さっている介護関係者の皆さんに対する感謝の言を述べたいと思う。 我が家に出入りしている介護関係者のなかには、本当に利用者とその家族のことを考えて動い…

なぜ介護者向けの掲示板やSNSが少ないのか

介護の話題を扱っているウェブ掲示板やSNSというのは、私のような介護者(利用者の家族)のためではなく、介護を仕事にしている介護職の人々のためのたまり場であることが実に多い。 そりゃ介護職の人々にも悩みは多々あるだろうし、愚痴を同業者と言い合って…

ケアマネってホントに何様のつもりなんだろうね。(Yahoo知恵袋より)

たまにネットを検索してみると、私と同じように、ケアマネに対して憤りを感じている人の実に多いこと。今回はその一部をリンクとして張っておく。ケアマネに不信感をいだいております。居宅サービス計画書とは、何の為の書類ですか? ケアマネに不信感をいだ…

たくさん寝て介護疲れを減らす

介護疲れは心身の奥深くまでやってくる。肉体的、精神的、両方に日々蓄積されていく。もともと疲れやすかったりストレスをためやすい人が、介護を背負い込んだ場合、目も当てられないことになる。 最強かつシンプルな介護疲れの解消法は、やはり寝ることだと…

ケアマネ絶対王政

「なぜケアマネはあんなに偉そうなのか」という声をよく見かけるけれど、我が家のケアマネも残念ながらそういうタイプで、自分の引いたレールを事前に何の相談もなく一方的に利用者側に押し付けるのが当たり前という感覚でいるようだ。 新たな介護サービスを…

排泄物に対する感覚の麻痺

介護をやっていると、毎日必ず排泄物を目にするわけだが、これを毎日やっていると、なんだか変に慣れてしまうというか、ダメージを受けないように心のどこかを麻痺させながら機械的にやっているものだから、何かこう人間の重要な感覚のどこかが少しずつ狂わ…

高齢者の入院にまつわる負担の重さ

今日は介護じゃなくて医療の話を。 今時の病院は、一昔前よりも患者の負担がかなり重い。具体的には アメニティ代金と称して、病院とは別の業者から、タオルやオムツなど、毎月多額の費用を請求される。持ち込みは許されず、入院中はその業者を使うことを強…

非常識なヘルパーのせいで神経がすり減る

大多数のヘルパーはごく普通に常識のある人達なんだが、ほんのたまに、社会人未満としか言いようのない人が混じっていることがある。 人の家に投入する前に社員教育をちゃんとしてほしい。というかあまりにもアレな人を採用しないでほしい。「介護業界は人手…

誠実な介護サービス事業者を増やすには

居宅で介護サービスを受けているなかで「さすがにこれはちょっと…」というような問題が起こり、サ責やケアマネにコンタクトを取らなければならない局面が発生することがたまにある。クレームを言われるほうも嫌だろうが、言うほうも嫌なものである。 さて、…