凪(なぎ)を求めて

居宅で介護サービスを受けている要介護者の家族によるブログ

ケアマネ不要論に反対しているのはケアマネばかり

ネットでケアマネ不要論について検索してみると、そうした議論の概要や経緯よりも前に、介護関係者(とりわけ介護職出身のケアマネたち)が、蜂の巣をつつかれたような大騒ぎをしているのがわかる。
まあそりゃそうだろう。せっかく只のヘルパーから、なんだか偉い人扱いされるような立場になって、しかも給料も増えたのである。その立場を意地でも手放したくないのだろう。自分達の損得しか考えない、独善的でエゴむきだしの声しか聞こえてこない。悲しい限りである。

ケアマネ不要論に関して、要介護者の家族、すなわち介護者としての私の今の意見を書いておくことにする。
私は、現在のケアマネに相当する仕事のうち、業者の紹介斡旋は、かかりつけ医が行うようにするのが理想だと思う。人の「いのち」を全面的・包括的に預かって陣頭指揮をとる資格があるのは、医師のみであると思うからだ。同時に、介護保険の給付管理まわりは、医療保険と同様あるいは一体化したシステムにして、ケアマネが管理する必要をなくせばいいと思う。さらに相談業務や介護度認定は、地域包括の増員などで対応すればいいのではなかろうか。
あくまでも医療の一部として介護を位置づけ直すのが理想だと思う。