凪(なぎ)を求めて

居宅で介護サービスを受けている要介護者の家族によるブログ

2015-01-01から1年間の記事一覧

他人に対して偉ぶりたがる人物抜きの介護に恵まれたい

介護職の人物像というのは ・他人に対して偉ぶりたがる高圧的な人 ・ごく普通の常識的な人 の二通りに極端に分かれる傾向があって、往々にして前者がトラブルの種となる。いつもイライラしていてネット上で顧客に対する文句ばかり書いているような介護職は前…

追い詰めないで

利用者とその家族を追い詰め苦しめる介護職に何の価値があるのか。 こちらの望まないことを押しつけるのはやめてほしい。 介護サービスの押し売りはやめてほしい。 事業所同士で当事者抜きに勝手に話を進めるのはやめてほしい。 自分の思い通りにならないか…

介護という名のシャドウ・ワーク

現在「高齢者虐待防止法」という法律があり、介護放棄は「虐待」と定められている。介護放棄とみなされれば、地域包括支援センターによる立ち入り調査などが行われることもあるという。言い方には語弊があるかもしれないが、介護というものは事実上、介護者…

介護とジェンダー

「介護は女の職場」とばかりに、介護業界には圧倒的に女性の就労者が多い。福祉用具担当など、男性のほうが多い職種もあるが、やはり全体的に見れば女性が圧倒している。 世の中の多くは男社会であるから、そういう業界があってもいいのかもしれない。ただ、…

介護職よ、はき違えたプロ意識は捨てるべし

介護職のなかでも、特にやっかいなのが、要介護者本人の言うことにも家族の言うことにも、しまいには自分の事業所の人間の言うことにも耳を貸さない輩だ。 プロのやることが信用できないのか、素人は口を出すな、とばかりに家族を邪魔者扱いし、すべてにおい…

コントロールしづらい「困難ヘルパー」

無駄に気が強い 人の言うことを聞かない 自分流のやり方にこだわりが強すぎて柔軟性がない ベテランであることを極度にアピールしたがる 典型的にはこんな特徴の人物が、扱いに困るケースが多い。若手にもオバヘルにも居るけど、まだ若手のほうがクレームを…

介護保険制度の本質は「『措置』の民営化」だ

行政による措置制度だった頃の介護サービスは、厚生労働省の文書によれば「行政窓口に申請し、市町村がサービスを決定」するもので、自治体によって措置として行われていたようだ。いっぽう、現在の介護保険制度は「措置から契約へ」といわれ、同文書によれ…

やればやるほど報われない

要介護者本人のために、この家のために、自分たち自身のために、私が尽力しようとすればするほど、事業者側との摩擦が起こる。医療側と介護側の足並みの不揃いが起こる。すべてが裏目に出る。関われば関わるほど不幸になる。こんな介護制度に誰がした。

ケアマネ不要論に反対しているのはケアマネばかり

ネットでケアマネ不要論について検索してみると、そうした議論の概要や経緯よりも前に、介護関係者(とりわけ介護職出身のケアマネたち)が、蜂の巣をつつかれたような大騒ぎをしているのがわかる。まあそりゃそうだろう。せっかく只のヘルパーから、なんだか…

介護における「利用者のため」という言葉の偽善性

私はこれまで、介護業者による理不尽をいくつか目の当たりにしてきた。そのいずれにおいても、何かにつけて「それが利用者のためなのだから」という言い訳が、時には暗に、時にはハッキリと、水戸黄門の印籠のように使われてきたのだが、それは何のことはな…

なぜケアマネは、自分の思い通りにならないと気が済まないのか

基本的にケアマネージャーというのは、全て自分の思い通りに事が運ばないと気が済まない、と思っていて間違いないように思う。 しかし本来これはおかしな話で、いったい誰のための介護なのだろうか。ケアマネや事業所が満足するための介護では困るのだ。 現…

訪問介護サービスを受け入れるという苦悩

世の中、好きこのんで介護を受けたい人など、誰もいないだろう。誰もが自分自身で食事やトイレや入浴をやりたいと願うはずだ。 しかし不幸にして、いわゆる要介護状態になってしまった時、世の中の多くの家庭では、介護サービスを受け入れざるを得なくなる。…

介護保険のカラクリ (別冊宝島 2348)

書店で「介護保険のカラクリ (別冊宝島 2348)」というムック本を見かけた。 介護保険のカラクリ (別冊宝島 2348) 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2015/06/11 メディア: 大型本 この商品を含むブログを見る ざっと立ち読みした感じ、介護とその現状について…

なぜ玄関ドアを無断で開けようとする介護関係者が多いのか

普通、他人の家を訪れる来客者というものは、まず玄関のインターフォンを鳴らして、その場で待機する。それを受けて、家の者がインターフォンを通じて来訪者が誰なのか確認し、家の者がドアを開けて応対する。これがごくごく一般的な、普通の流れだと思うの…