凪(なぎ)を求めて

居宅で介護サービスを受けている要介護者の家族によるブログ

将来、介護など受けたくない!

介護サービスを受ける要介護者の家族として、つくづく思うのは、「将来、介護など受けたくない!」ということである。

介護を受けるというのは、その性質上、本人および家族のプライベートに、見ず知らずの他人がものすごく深く関わる、ということに他ならない。本来は相当にデリケートな問題であり、高度なきめ細かさや配慮が必要な領域だと思う。

しかし現実には、無神経な介護職、一般常識に欠ける介護職、上から目線の介護職、というのは決して珍しくない。そうした人々にプライベートとプライバシーをいやおうなく握られるのが介護なのである。

介護を受けたくないと主張する老人に対して、介護業界はすぐさま「困難事例」という業者目線のレッテルを貼ろうとするが、そうしたレッテル張りが横行しているという事実そのものが、介護における「当事者不在」を象徴していると思う。