凪(なぎ)を求めて

居宅で介護サービスを受けている要介護者の家族によるブログ

高齢者の入院にまつわる負担の重さ

今日は介護じゃなくて医療の話を。

 

今時の病院は、一昔前よりも患者の負担がかなり重い。具体的には

  1. アメニティ代金と称して、病院とは別の業者から、タオルやオムツなど、毎月多額の費用を請求される。持ち込みは許されず、入院中はその業者を使うことを強制される。
  2. 入院費とは別立ての食事代。
  3. 入院できる期間が厳しく制限されていて、それを超えると転院か退院を余儀なくされる。

など。

1は業者にもよるようだけど、基本的に「ものすごく割高」という印象で、中には本当に「ぼったくり」としか言いようのない額を取る業者もあるようで。なんか患者から選択肢を取り上げることによって、競争原理が働いてない印象。

3は有名な(悪名高い)3ヶ月ルールというやつで、それを超えると病院の収入が極端に減る仕組みになっているらしい。社会的入院を防ぐために導入したというけれど、実質的には負担を弱者に押し付けているだけじゃないかという印象。

 

高齢の入院患者からは、搾り取れるだけ搾り取って、うまみがなくなる3ヵ月後には放り出し、あとは家族に介護させる。

医療費削減のしわよせを、もろに患者とその家族に負わせているのが、今の高齢者医療のような気がしてならない。